レッドハット製品を再販するあなたへ捧ぐ、認定リセラーパートナーのすゝめ

はじめに
こんにちは、SB C&Sの眞下です。
2024年3月に「あなたのRHELは大丈夫?安心してサポートを受けるためには「ELS」がおすすめ!」という記事を公開して1年が経過しました。初めてELSを知る方向けに分かりやすくまとめられたのではと思う一方で、もう少し踏み込んだ内容をお伝えできれば良かったのではと反省しております。ただ、少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。
最近の日課はウォーキングや筋トレで、より健康寿命を意識するようになりました。今はダンベルを片手に執筆活動をしております。
さて本記事では、2025年4月1日から開始となったレッドハット 非認定リセラーパートナーとの取引制限について取り上げます。
非認定リセラーパートナーとの取引制限について
※※※前提※※※
本記事はレッドハット製品の再販を行っている販売店様を対象としており、エンドユーザー様を対象としたものではございません。
ただしエンドユーザー様にも関係するお話ですので、参考程度にご一読ください。
この度レッドハット社の方針により、2025年4月1日からは認定リセラーパートナーのみがリテール版サブスクリプションの再販を行えるようになりました。
これまでは非認定リセラーパートナーであっても再販を行うことができましたが、以降は認定リセラーパートナーであることが必須となりますので、この機会にぜひ登録をおすすめいたします。
▼リテール版サブスクリプションとは:
主にオンプレミス用途のRed Hatサブスクリプションのことで、H/WバンドルサブスクリプションのOEM版(L3)とは区別します。
認定リセラーパートナーになるためには
認定リセラーパートナーかどうかを確認いただき、未登録の場合は、次の1)2)のご対応をお願いいたします。
1)パートナー登録手続き(onboarding)を完了
まずはReady Reseller(Solution Provider)に登録してください。
▼パートナー登録ガイド
販売店様向け新規パートナー手続きの手順ご案内.pdf
2)パートナー要件(資格取得)の完了
1)の対応完了後、Partner Training Portalへアクセスし、Seller Credentialsを取得してください。なお、1社につき2名様の資格取得・維持が必要になります。
▼資格取得ガイド
パートナー様_CredentialSeller受講開始方法.pdf
※資格取得ガイドでは例としてAnsibleをあげておりますが、その他のコースを選択いただいても問題ございません。ただし、Seller Credentialsから選択してください。
よくあるご質問
Q.認定リセラーパートナーかどうかを確認する方法は?
A.Web上に最新版のパートナーリストが公開されていないため、都度確認を行っております。本サイトの「お問い合わせ」または担当営業までご連絡いただくか、後述の「パートナー登録やトレーニング受講で困った時は?」をご参照の上、サポートケースをあげてください。
Q.取引制限の概要を説明してほしい。
A.ご希望の際は、本サイトの「お問い合わせ」または担当営業までご連絡ください。なおSB C&S経由での取引見込みがない販売店様に関しましては、お断りをさせていただく可能性がございますので、予めご了承ください。
Q.登録に費用はかかる?
A.かかりません。
Q.登録完了までの時間は?
A.約1ヶ月ほどかかります。ただしIBMのパートナー様や大手企業のグループ会社様の一部など、お早めに登録が完了するケースもございます。
Q.部署単位での登録が必要?
A.会社単位での登録となり、部署単位での登録は不要です。
Q.多段商流の場合は?
A.SB C&Sとエンドユーザー様の間に入る販売店様全てが認定リセラーパートナーに登録する必要があります。
Q.ディストリビューターを選択する場面があるが、どこを選べばいい?
A.日頃お付き合いのあるディストリビューターを選択ください。もちろん、SB C&Sを選択いただけると泣いて喜びます!
Q.選択したディストリビューター以外から購入できないといった制約はある?
A.ございません。
Q.OEM版やCCSP版を購入しているが、何か影響はある?
A.ございません。
Q.レッドハット社からのメールが一向に届かない。
A.迷惑メールを含めて「redhat.com」を検索してください。なお受信設定の変更によりメールが届く場合があります。それでも確認ができない場合は、後述の「パートナー登録やトレーニング受講で困った時は?」をご参照の上、サポートケースをあげてください。
Q.FCPAの回答にあたり、参考資料が欲しい。
A.ご用意しております。FCPAの質問票が届きましたら、本サイトの「お問い合わせ」または担当営業までご連絡ください。
Q.トレーニング受講者のアカウント作成方法は?
A.企業用個人アカウント作成₊パートナー企業アカウントへの紐づけが必要となります。詳細はRed Hat Partner Connect アカウント作成手順をご参照ください。
※パートナー登録を行う際に作成した企業用個人アカウントでの受講も可能ですので、計2名様分のアカウントをご用意の上、トレーニングを受講してください。
Q.更新手続きは必要?
A.年1回の更新手続きが必要です。詳細は「販売店様向け新規パートナー手続きの手順ご案内」のパートナー更新契約に必要なことをご参照ください。
Q.エンドユーザーとして販売店から製品を購入しているが、何かした方がいい?
A.購入先の販売店様にお問い合わせの上、認定リセラーパートナーに登録済みかをご確認ください。
パートナー登録やトレーニング受講で困った時は?
①パートナー未登録の方 or パートナー登録済みでログインIDをお持ちでない方
下記手順を参考にサポートケースをあげてください。
【①の方向け】サポートケース提出方法.pdf
②パートナー登録済みでログインIDをお持ちの方
下記手順を参考にサポートケースをあげてください。
【②の方向け】サポートケース提出方法.pdf
▼①②共通
Submitをクリックしたのち、レッドハット社からCase #が記載されたメールが届きます。以降も進展があり次第メールが届きますので、該当のCase #を確認してください。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
「認定リセラーパートナーかどうかを確認したい」「検討にあたり不明な点がある」といった際は、本サイトの「お問い合わせ」または担当営業までご連絡ください。
※免責事項※
本記事でご紹介した情報については、予告なく変更する場合があります。
ご検討の際は、最新情報を確認いただけますようお願いいたします。
パートナー登録に関するお問い合わせはこちら
ご不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
この記事の著者:眞下高英
ICT事業本部 クラウド・ソフトウェア推進本部 ビジネスソフトウェア推進統括部
新卒で大手商社へ入社し、法人向け新規開拓営業に従事。
現在はSB C&Sにて、DevOps関連製品の販売推進・プリセールスを担当。
セミナーの建て付けから実施、お客様へのご提案活動など、幅広い業務をこなす。
趣味はアニメ・ライブ・映画・旅行・グルメ・サイクリング。

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