GitLab情報 18.2 リリースまとめ

2025年7月にGitLab 18.2 がリリースされました。
本記事では、新機能や改善点など注目のアップデート内容を簡潔にご紹介します。詳細情報は、GitLab公式ブログに公開させていますので、併せてご確認ください。
新機能と主要ポイント
GitLab 18.2では、IDE向けGitLab Duoエージェントプラットフォーム(ベータ版)の追加や、イシュー・タスク用のカスタムワークフローステータスが導入されました。
これにより、VS CodeやJetBrains IDE上でAgentic Chatやエージェントフローが使えるようになり、自然な会話形式でプロジェクト操作が可能です。
※注意: GitLab Duoエージェントプラットフォームは、ベータ版での提供です
開発効率とセキュリティの強化
- 新しいマージリクエストホーム画面で作業の視認性と管理性が向上。
- 不変コンテナタグにより、コンテナイメージの安全性が確保され、本番環境の安定運用をサポートします。
- グループ・プロジェクト単位でのGitLab Duo機能制御が可能となり、より柔軟な権限管理が実現。
- セキュリティレポートのPDFエクスポートやセキュリティインベントリ機能によって、脆弱性やアセットの長期化・管理が効率化。
管理・運用面の進化
- カスタム管理者ロールにより、細かい権限設定で最低限の権限にも対応。
- 監査ストリーミング機能の強化で、ストリーム一時停止やフィルタ機能の支払い、AWS・GCP対応が行われました。
- GLQLviewの並び替え・ページネーションなどで大規模なデータも快適に管理できます。
その他の改善点
- エピックへのマイルストーン割り当て・担当者設定、表示コンテンツカスタマイズ機能により、戦略的なプロジェクト管理がさらに簡単に。
- CI/CD・コンテナスキャン機能のマルチでアーキテクチャやファイル分析の最適化も図られています。
- GitLab Runner 18.2のリリースで、バグ修正と新機能追加が実施されました。
まとめ
GitLab 18.2は、開発環境、セキュリティ、管理機能のすべてにおいて進化を果たしたバージョンです。IDE統合AIエージェントや柔軟なワークフロー管理、高度なコンテナ・セキュリティ機能の追加など、開発者・管理者の両方にとって魅力的なアップデートが詰まっています。最新情報や詳細は公式リリースページをご参照ください。
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この記事の著者:近藤泰介 -Taisuke Kondoh-
SB C&S株式会社
主にデジタルワークスペース実現のためのソリューション展開、案件支援、先進事例の獲得、協働パートナーの立ち上げを経験。
現在は新規事業開発やDevOps・クラウドネイティブに関する提案活動、販売代理店の立ち上げ、
国内外の新規商材発掘(目利き)/調査といったTec Scouting活動に従事。
また、Microsoftを中心としたビジネス領域の調査・プリセールスも行う。

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