2025.06.13

【GitLabの基本のキ】GitLab認定パートナー制度

近藤泰介
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はじめに

GitLabライセンスの再販には、「認定パートナー登録」が必要です。
本ブログでは、GitLab認定パートナー制度について詳しくご紹介します。(GitLabの製品情報はこちらをご確認ください)

※本記事の内容は、2025年6月現在の情報です。

認定パートナー制度について

GitLabライセンス再販における商流は、以下の通りです。

GitLab → 認定ディストリビューター(弊社SB C&S or 他ディストリビューター) → 認定パートナー( Open Partner or Select Partner ) → エンドユーザー

認定パートナーになることで、GitLabライセンスの再販ができるようになるほか、案件登録(DR)によるライセンス再販特価・NFRNot For Resale)ライセンス提供などのパートナー特典を受けられます。※パートナー種別によって受けられる特典は変わります。

スライド1.png

認定パートナー種別:Open PartnerSelect Partner

GitLabの認定パートナーには、Open PartnerSelect Partner2種類があります。
GitLab
製品を再販する場合は、いずれかの認定パートナー制度への登録が必要です。

Open Partner

GitLabパートナープログラムにおける基本的なパートナー制度で、多くの企業がこのOpen Partnerから始めるのが一般的です。
Open Partnerを取得することで、GitLab社がDevSecOpsを推進していくためのパートナーとして、DevSecOps推進で活きる一般的なスキルや情報、製品割引や紹介料を獲得できます。
Open Partnerになるためには、パートナー規約への同意と必要人数分の認定資格取得が必要です。資格取得費用はかかりません。

Select Partner

Select Partnerは、 よりDevSecOps推進のミッションと戦略を構築し、効果的な販売・サービス体制の構築と、GitLabの顧客導入と拡大目指す組織の方におすすめの認定資格です。
Select Partnerは招待制の資格となっており、取得いただけるとより高度なフォローアップや特典が提供されます。そのため、Open Partner で必要な認定資格に加えて、GitLab社との面談を経て、ビジネスプランの提出や有償の認定資格(PSE)の取得が必要となります。

詳細な認定パートナー要件と特典につきましては、こちらの公式ハンドブックよりご確認ください。

認定パートナー登録の流れ

パートナーの登録手順は、大きく分けて次の通りです。

  1. GitLab Webサイトでのパートナー登録申込み
  2. パートナーポータルサイトへの招待メール受信
  3. パートナーポータルサイトでのパートナー規約同意
  4. e-learning・必要資格の取得

Select Partnerの登録をご希望される場合は、当社までお問い合わせください。
Select Partnerは紹介制のため)

 

4つ目の「e-learning・必要資格」について、もう少し詳しくご説明いたします。

 

 e-learning・必要資格の取得

GitLab認定パートナーになるための要件として、Open PartnerSelect Partner、それぞれ定められた数の認定資格の取得が必要です。

取得が必要な認定資格には、Professional Sales Accreditation for Partners 、Solutions Architect Verified Associate 、GitLab Professional Services Engineer (PSE) の3種類があります。

 

Professional Sales Accreditation for Partners (旧名: Sales Professional)

GitLabのDevSecOpsプラットフォームへの理解を深めることができる試験となっております。この認定資格を取得することで、顧客やパートナーに対して、DevSecOpsに取り組む意義や、GitLabが提供するプラットフォームの全体像、ビジョン、ライセンス体系などを体系的に学ぶことができる資格です。

DevSecOpsやGitLabをご存じない方や、ITへのキャッチアップが進んでいない方もゼロから学ぶことができるコンテンツとなっています。

こちらの資格は、GitLabパートナーポータルサイトで受講します。コンテンツ視聴のあと、いくつかのミニクイズに正解すると受講完了し、資格取得となります。なお、クイズは何度でもチャレンジできます。また、受講・資格費用は発生しません。

 

Solutions Architect Verified Associate (旧名:Solution Architect Associate)

この試験では、顧客のビジネス要件に対してGitLabがどのような機能で解決できるかを提案できるアドバイザーになることを目的とした資格です。そのため、GitLabが提供するサービスや機能を深掘りして学び、利用されている技術の紹介や、どのようなアプローチがマーケティング戦略として有効かなどを学ぶことができます。DevSecOpsやGitLabをご存じない方でもe-learningで学ぶことで取得することが可能です。

販路開拓にも活かせるコンテンツが含まれているため、営業職や企画職の方にもぜひチャレンジいただける資格となっております。

こちらの資格も、Professional Sales Accreditation for Partnersと同様に、GitLabパートナーポータルサイトで受講できます。コンテンツ視聴のあといくつかのミニクイズに正解すると受講完了し、資格取得となります。クイズは何度でもチャレンジできます。受講・資格費用は発生しません。

 

Professional Services Engineer

DevSecOpsソリューションとしてGitLabを技術的な理解をもって提案・導入・サポートなどの支援ができることを目的とした資格となっております。DevOpsエンジニア、システム管理者、GitLabコンサルティングを行いたいエンジニア向けの資格です。GitLabの基本操作やCI/CD・Dockerなどのクラウドネイティブ知識や経験があると有利です。

試験にはハンズオンなどの実践的なラボ評価も含まれるため、開発経験がある方だとスムーズです。ハンズオントレーニングと試験受験では、80時間の研修と900ドルが必要です。

 

認定パートナーの資格要件

Open Partner

Open Partner の資格要件として、セールス系資格Professional Sales Accreditation for Partnersが2名、技術要素が少し含まれたセールス資格Solutions Architect Verified Associateが1名必要です。
いずれも資格取得に費用はかかかりません。

  • Professional Sales Accreditation for Partners (旧名: Sales Professional):2名
  • Solutions Architect Verified Associate (旧名:Solution Architect Associate):1名

Select Partner

Select Partnerの資格要件として、無償で取得できるセールス系資格Professional Sales Accreditation for Partnersが4名、技術要素が少し含まれたセールス系資格Solutions Architect Verified Associate 2名に加えて、有償資格のGitLab Professional Services Engineer (PSE)1名が必要です。 

  • Professional Sales Accreditation for Partners (旧名: Sales Professional):4名
  • Solutions Architect Verified Associate (旧名:Solution Architect Associate):2名
  • GitLab Professional Services Engineer (PSE) 1


GitLab
の認定パートナー制度は、エンドユーザーへの再販やさまざまな特典を提供しています。認定パートナーとなることで、お客様により高品質なDevSecOpsソリューションを提供でき、競争優位性と市場価値の向上に直結します。もし資格取得についてご不明な点があれば、当社までお問い合わせください。

おわりに

GitLabを自社でご利用になりたい方、GitLabを他社様へ販売したい方、またはGitLabの魅力について情報収集されたい方は、どうぞお気軽にDevOps Hubのお問い合わせフォームよりご相談・ご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

関連リンク

GitLab公式 ハンドブック

GitLab製品について

GitLab認定パートナー制度

GitLab認定パートナー制度・登録にご興味のある方は、下記の「お問い合わせ」ボタンよりお気軽にご連絡ください。

この記事の著者:近藤泰介

2019年に新卒として、SB C&S株式会社に入社。
主にデジタルワークスペース実現のためのソリューション展開、案件支援、先進事例の獲得、協働パートナーの立ち上げを行いつつ、
現在は兼務として新規事業開発やDevOps・クラウドネイティブに関する提案活動、
国内外の新規商材発掘/調査といったTec Scouting活動に従事。


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