
本記事はPalo Alto Networks社の次世代AIエージェント型ワークフォースを実現するCortex Agentixについてご紹介します。
はじめに
Cortex Agentixでは生成AI + AIエージェントを駆使することによって自動化のレベルをこれまでにないレベルに引き上げることが可能になりました。
Cortex XSOARの次世代製品としても位置付けられており、今最も注目される製品のひとつです。
※本ブログ執筆時点ではCortex XSIAM/Cortex Cloudでの一部リージョンにて利用可能、今後Cortex XDR/スタンドアロン版も展開される予定です。
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Agentic Assistantでは様々なAIエージェントを駆使し、Cortexにおける自律型ブレインとして動きます。
ユーザーはこれらのAIエージェントを自然言語形式のプロンプトで自由に対話しながら利用可能です。
従来のルールベースの自動化では、既知の物事に対して一貫性のある対応のみを実現します。
一方でAIエージェントは、突発的な問題や複雑な問題に対し動的でオンデマンドな支援を提供できるためより迅速で確実な対応を実現します。
デフォルトでは以下のエージェントが登録されており、脅威インテリジェンスや問題調査、XDR管理など各タスクに特化した内容が定義されています。
エージェントはデフォルトだけではなく、ユーザ自身が新たにカスタマイズして作成することも可能です。
各エージェントにはそれぞれActionが設定されており、ここでの定義内容を基にユーザーからのプロンプトに応じた動作を実施します。
一例として、インシデント調査を担当する「Case Investigation」では問題に対する修復手順や、対象端末の隔離などのアクションが定義されています。

「Network Security」ではPAN-OS向けにカスタムブロックルールや、脆弱性のあるFWを見つけるPlaybookなどが定義されています。
こういったネットワーク向けのエージェントがデフォルトで用意されているのはPalo Altoならではの強みといえます。

利用イメージ
AgentiXには様々な活用方法がありますが、その一例としてCortex XSIAMでのXDRインシデント管理を実施してみます。
まず初めに実施したい項目に合わせて適切なエージェントを選択します。今回は「XDR Management」を選びます。
AgentiXを利用する上でのひとつ大きなポイントとして、日本語対応可能になっています。こういった生成AI系サービスでは日本語対応が後回しにされることが珍しくないので非常に使い勝手がいいです。
では早速、日本語で以下のように問い合わせてみます。

するとCriticalな問題の件数と併せて、自動で要約もして情報を出してくれました。こういった + α の情報を付け加えてくれるのもAIならではです。

求めていた回答内容はもらえましたが、毎回このチャット上で確認するのも手間なのでメールで送ってもらえないか試しに聞いてみます。

以下のように今ログインしているメールアドレス宛にレポートを送信してくれたようです。
これは先ほど確認したエージェント内のアクションにメール送信が定義されているため可能になっています。

メールを確認するとしっかりとレポート形式で送られていました。
タイトルも日本語で冒頭にはしっかりと要約まで書いてくれています。
またXSIAMでのCommand CenterダッシュボードにはAgentic Assistant専用の画面が追加されており、エージェント毎に活用状況が可視化されます。

まとめ
今回は、Cortex AgentiXをご紹介しました。一例としてインシデント管理方法を取り上げましたが、その他にPalybookへの組み込みなどでも力を発揮します。
個々のSOCタスクの自動化に焦点を当てるサイロ化されたアプローチとは異なり、AgentiXはエンドツーエンドのワークフローを実現します。
これまでの自動化を新たなレベルに引き上げる非常に魅力的な新サービスですので気になる方はぜひお問い合わせください。
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著者紹介
SB C&S株式会社
技術統括部 第4技術部 2課
CISSP, PCNSE, PSE Strata/SASE/Cortex Professional
横山 章太郎 -Shotaro Yokoyama-



